運動後ビールってたまらないですよね。
私は以前、草野球チームに所属して、毎週火曜日は試合をしていたわけですが
試合の後はチームメイトたちとランチ飲み会。
やっぱり、試合後に試合の感想を言い合いながらののビールは格別です。
とはいうものの、草野球のようにアマチュアの趣味程度
しかも、試合ということなら打ち上げということでお酒を飲んでも良いとは思いますが
実際問題、トレーニングということであれば
トレーニング後のアルコールはトレーニング効果を台無しにしてしまう可能性があるわけです。
では、アルコールは筋肉にどのような影響があるのでしょうか?
アルコールによって起こる筋トレへの悪影響
①テストステロンの分泌量が減少するおそれ
男性ホルモンの代表であるテストステロン。このホルモンは摂取したたんぱく質を合成させ筋肉を作るという働きを持っています。
筋トレの刺激によって分泌されるのですが、アルコール摂取によりテストステロンの分泌量が減少するとされてしまうので筋肥大を阻害してしまうでしょう。
②筋肉の合成を促すシグナル伝達経路の活動が低下するおそれ
筋トレやたんぱく質の摂取により、筋肉の合成を促す「mTOR(たんぱく質キナーゼ)」と呼ばれるシグナル伝達経路が活発になることが分かっています。
しかしアルコールを摂取することで、mTORの活動が低下するという結果を発表している研究もあります。
③コルチゾールの働きで筋肉の分解を促進されるおそれ
アルコール摂取によって分泌される「コルチゾール」というホルモンには、血糖値をコントロールする働きがあります。
このコルチゾールには、エネルギー源である糖を生み出すために、筋肉の分解を促進させてしまう作用も。筋肉の分解は筋肉量の低下に繋がりやすくなります。
③エネルギー過多になりやすく体脂肪増加を招くおそれ
アルコールのカロリー自体はほとんどが熱産生に使われるため身体に溜まらないカロリーであることは事実ですが、その分食事から摂取したカロリーが消費されないため結果的に太ってしまいます。
④アルコールによる食欲増進のおそれ
お酒を飲んでいるとついつい食べてしまいますよね。そのためカロリー過多になりやすいといえます。
トレーニング直後はノンアルコールで
いかがでしたか?
アルコールのリラックス効果などは非常に有効ですが、運動後の筋肉にとってはお世辞にも良いものとは言えません。
少し寂しいかもしれませんが、トレーニング直後はノンアルコールで我慢して、いわゆるゴールデンタイムが過ぎた2~3時間後くらいからなら少し飲んでも良いかもしれませんね。