運動をすると体がスッキリして気分が良くなりますよね?
それはなぜか?
ズバリ!!
トレーニングによって分泌される「ホルモン」の影響です。
というわけで、今回は運動によって分泌されるホルモンをご紹介いたします。
1.成長ホルモン
トレーニングを行うと分泌が活性化することで有名なホルモンといえば
「成長ホルモン」
です。
成長ホルモンにはたんぱく質を合成して筋肉をつけたり、脂質の代謝を促して体脂肪の蓄積を抑えたり、体脂肪を燃焼させる働きがあります。
成長ホルモンの分泌が少なると、やる気が低下したりイライラしやすくなるなど、メンタル面にも影響を及ぼす場合があります。
ちなみに、以前は筋肥大に重要な関わりを持っていると考えられていましたが、最近の研究では成長ホルモンの分泌量と筋肥大に関連性はないということがわかっています。
2.テストステロン
男性ホルモンと呼ばれるテストステロンは
骨格を逞しくしたり
ヒゲや体毛を生やしたりするなど
男性的なカラダを作るホルモンです。
その中の働きの一つに、筋肉を作る効果もあります。
また、テストステロンは分泌されることによって自信や意欲の向上にも効果があります。
筋トレが習慣になっている人が自信に満ち溢れて、魅力的に見えるのはこのテストステロンの働きなんですね。
3.セロトニン
セロトニンは、三大神経伝達物質とよばれる脳内ホルモンです。
精神の安定を司り、気分を高揚させる働きから“幸福ホルモン”とも呼ばれます。
日常生活で継続的に受けるさまざまなストレスによって、セロトニンの分泌量は低下し働きが弱まってしまいます。
トレーニングでセロトニンの分泌を促すことで、ストレスに耐えうるメンタルを保てるでしょう。
また、セロトニンはよい睡眠をつくるメラトニンというホルモンを作る材料にもなります。
日中にしっかりトレーニングを行い、セロトニンを多く分泌させることで快眠に繋がりますよ。
4.ドーパミン
セロトニンと同じく、三大神経伝達物質のひとつ。
トレーニングで汗をかいた後に気分がスッキリするのは、このドーパミンの働きです。
また、ドーパミンが多く分泌されるとモチベーションが向上し、ポジティブ思考になります。
5.ノルアドレナリン
ノルアドレナリンも三大神経伝達物質のひとつ。
交感神経を刺激し
心拍数の上昇や血管を拡張させたり
集中力や思考力を働かせるために必要なホルモンです。
また、脂肪を分解させたり、セロトニン分泌を促す働きもあります。
。
6.エンドルフィン
エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれ
モルヒネの数倍の鎮痛効果があるとされているホルモンです。
エンドルフィンが分泌されることで
ランナーズハイのように気分が向上するうえ
頭が冴える覚醒効果をもたらします。
気分が落ち込んだら体を動かそう
いかがでしたか?
トレーニングをすると身体だけではなく心にも良い影響を与えるのはホルモンの働きというわけです。
気分が落ち込んだ時には休むことも大事ですが、身体を動かしたりというのも大事ですね。