「筋肉をつけたい」
アスリートならば、誰でも思うことでしょう。
そして、鍛えるなら
「楽して筋肉をつけてみたい」
そんな「楽して痩せたい」を最も象徴している商品が
EMS(Electrical Muscle Stimulation)
ではないでしょうか?
電気刺激によって、運動せずとも筋肉を収縮させてトレーニング効果を期待したアイテムです。
世界最高のサッカー選手の1人であるクリスティアーノ・ロナウド選手がイメージキャラクターになっている「シックスパッド」が最もイメージしやすいのではないでしょうか?
EMSを装着するだけですから、椅子に座って仕事中やテレビを観ている時でも筋肉を収縮させてくれるので、その分エネルギー消費をしてダイエットにも効果的とも言われています。
また、電気の周波数にもよりますがEMSでは体の奥深くにあるインナーマッスルを収縮させることが可能です。
インナーマッスルは非常に繊細な感覚を持って正しくトレーイングをしないと、効果的に鍛えることができない非常に難しい筋肉です。
それを電気刺激を与えるだけで鍛えることができるのは非常に嬉しい効果の1つです。
というわけで、改めてEMSもメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
EMSのメリット
やはり最大のメリットは装着するだけで筋肉を刺激できるということです。
なかなかジムに通う時間が作れない
ジム以外でも運動をする時間が作れないという方
運動が苦手という方には時間の節約や運動の導入としてピッタリですね。
さらにEMSでは重い重量を使いませんし
正しいフォームといったものを考える必要がないので怪我のリスクが極めて低い
ほぼゼロというのもメリットの1つでしょう。
EMSのデメリット
EMSは弱い刺激でも十分な筋肥大を起こすことができるとも言われていますが
実際には劇的な効果は得られにくいとも言われています。
それはインナーマッスルを鍛えるため見た目に反映されにくいという点や
脂肪量の多い人だと脂肪に邪魔されて十分な電気刺激が伝えられないからとも言われています。
つまり、すでにある程度鍛えられて体脂肪率が少ない人でないと効果が薄い可能性があるということです。
またEMSは高額な商品も多い上に電気を通電するためのパッドを定期的(多くは1ヶ月ごと)に交換せねばならないため、コスト面にデメリットはありそうです。
毎月にジムの会費よりは安いですけどね。
リハビリには効果的
というわけでEMSはとても手軽に筋肉に刺激が与えられますが
筋トレやダイエットにはやや不向きかもしれません。
しかし、関節運動を起こすことなく筋肉に刺激を入れることができるため
外傷後で関節をまだ動かせない
筋萎縮が激しい
という方のリハビリとしては効果的だと思います。
メリットとデメリットを把握した上で使い分けたいですね。