卵・・・。
それは「物価の優等生」と呼ばれ、ただでさえ安い上に価格の変動が極めて少なく、家計に優しい食材。
にも関わらず、「完全栄養食」の1つとして豊富な栄養素が含まれ・・・
そして、何よりも美味い!!
TKG(卵かけご飯)にしても良し。
卵焼きや目玉焼きにしても良し。
ゆで卵にすれば持ち運びも簡単で手で食べられる。
ダイエッターやトレーニーは主食として、間食としても大活躍な訳ですが
近年「フレイル」「サルコペニア」といった虚弱状態の高齢者にとっても、手軽に摂取できる栄養源としても非常にオススメです。
1日1個は迷信。認知症にも効果
そんな卵ですが、ひと昔前は「1日1個」だなんて言われていましたね。
その理由はコレステロールの高さなのですが、心配しなくても大丈夫。
コレステロールは身体の中で合成されるのですが、その量は食事で摂取する量の3~7倍とも言われていますし、摂取量に合わせて合成量は調整されているんです。
実際に卵を毎日3個食べてもらった研究でもほとんどの人はコレステロールの上昇はみられなかったと報告されています。
また卵に豊富に含まれる「コリン」は学習や記憶に良いとされ、認知症の予防にも効果的です。
卵は半熟で食べるべし!!
様々な栄養素が含まれる卵ですが、やはり1番注目してもらいたい栄養素は兎にも角にも
タンパク質。
なんとあんなに小さな卵1個に含まれるタンパク質は約6g。
しかも、アミノ酸スコアも100ですから、全ての必須アミノ酸がバランス良く含まれているということになります。
だから、筋肉をつけるにはこれ以上ない食材の1つになるわけです。
本当に完全栄養食、無敵の卵ですが実は食べ方でタンパク質の吸収率が変わってしまうって知っていましたか?
最も手軽な食べ方である
生卵
半熟卵(温泉卵)
ゆで卵
の3つを比較したときに半熟卵が最も栄養素の吸収率が高いということがわかっています。
イメージ的には加熱してしまうと壊れてしまう栄養素が多いと思いますし、実際にレシチンやビタミンB群はゆで卵にしてしまうと若干減ってしまいます。
しかし、育毛効果のある「ビオチン」に関してはゆで卵の方が吸収率が良いとされています。
なので、その中間である温泉卵もしくはトロトロ系のゆで卵が1番良いのです。
特に最も摂取してほしい栄養素であるタンパク質の吸収率は
生卵が51%
であったのに対して
温泉卵だと91%
とかなりの差が出ているんです。
作るのが面倒ならコンビニで
いかがでしたか?
食べ方でまさかダブルスコアがつけられるほど吸収率が違うなんて中々衝撃的でしたね。
温泉卵、トロトロゆで卵は茹で加減が中々難しいかもしれませんので、面倒だなという人はコンビニやスーパーでちょうどいい加減の卵が売っていますので、少しコストは上がりますが、物価の優等生ですから、それほど高くなる物でもありません。
是非、温泉卵で筋肉をつけていきましょう。