コラム

ピッチングのコントロールを向上させる パラボリックスロー

 

よく、良いピッチャーに対して「ゲームを作ることができる」と言ったこと評価をすることがあるように

野球はピッチャーがボールを投げないと始まりません。

 

そして、当たり前ですが

試合を進めるには

アウトを取っていかなくてはいけませんし

そのためにはバッターにはバットを振ってもらえないといけませんよね。

 

では、バッターにバットを振ってもらうためには

ストライクを投げないといけないわけです。

 

しかしながら、プロ野球選手でも稀にありますが

調子が悪くて、どうにもこうにもストライクが入らない

なんていう時があるんですよね。

 

プロでもあるのですから、我々アマチュアではもっとよくあることで

草野球でもストライクが入らずに試合にならないなんて経験ありますよね?

 

ですので、ピッチャーにとって速い球を投げるとか、鋭い変化球を持っているということも大事ですが

1番大事なことは

ストライクゾーンに入れられるコントロール

になるわけです。

 

これが大前提になってくるわけです。

 

リリースポイントが1度違うだけで、ボールは30cm以上のズレになる

では、コントロールを良くするにはどうしたら良いのでしょうか?

 

「よくコントロールを良くするためには走り込みだ」

「足腰がしっかりするとコントロールが良くなる」

と言われてます。

 

確かに有酸素性の持久力とコントロールには

ある程度の相関性があると

研究で報告れていますが

 

最も重要なことは

指先の感覚です。

 

研究ではボールの角度が1度違うだけで、

ホームベースに到達する頃には

30cmも差が生まれるとされています。

 

ホームベースの横幅は43.2cmですから

横方向であれば内角と外角ほどの違いになってしまうわけです。

 

下半身や体幹が安定しているからといって

リリースポイントを1度以内の誤差で抑えるなんて

繊細な芸当は無理なわけです。

 

なので、最終的には

指先の感覚が重要になってきます。

 

コントロールを良くする簡単メニュー  パラボリックスロー

 

では、コントロールをよくするために効果があるとされている練習にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

それは

パラボリックスローです。

 

やり方は簡単です。

 

ゴミ箱でもカゴでも何でも良いので

それに対して

ボールや丸めた紙でも何でも良いので

投げ入れるだけです。

 

この練習をすることで

深視力を鍛えて、距離感を掴み

その距離感通りに投げるための

指先の感覚を養うことができます。

 

そういえば、私がまだ学生の時だったでしょうか?

 

精密機械と呼ばれるほどのコントロールを誇った

小宮山悟さんが

テレビ番組で

「目の前のゴミ箱にゴミを入れるんです。その距離を少しずつ伸ばしていったらいいんです。」

と言っていた記憶があります。

 

小宮山選手も実践していましたし

実際に研究でもパラボリックスローをすることでコントロールが向上することが報告されています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspehss/66/0/66_314_2/_article/-char/ja/

 

コントロールを良くするには 日頃のキャッチボールを丁寧にやろう

 

いかがでしたか。

 

もちろん、これはカゴじゃなくても

キャッチボールでも良いですね。

 

山なりのボールでいいので、しっかりと相手の胸元に向かって丁寧に投げる練習をすれば

パボリックスローと同じことになります。

 

やはり、野球にとってキャッチボールは基本ということでしょう。

コントロールで悩んでいるのであれば

パラボリックスローやキャッチボールを丁寧に行ってみてください。

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