コラム

元オリンピック選手は寿命は長いが、身体機能は低下する

2021年度は東京オリンピック、そして2022年には北京で冬季オリンピックが開催。

毎回のように世界中の人を熱狂と感動を与えてくれることは間違いないと思います。

そんなオリンピック級のアスリート達は幼少期から金メダルのためにハードなトレーニングを10年20年と続けてきているわけですが

引退後の彼らはどのような生活を送っているのでしょうか?

適度な運動は健康に良いことは分かりきっていますが、一般的には適度とは思えないほどのトレーニングを積んでいるアスリート達は果たして健康的なのでしょうか?

オリンピックアスリートは寿命が長い。

オリンピック級のアスリートのその後の平均寿命を追ったところ

アメリカの研究では平均で5年ほど長生きしていると報告されており

日本の研究でも標準化死亡比と呼ばれる数字が95%と有意に死亡率が低いと報告されています。

ただし、オリンピック参加者間の比較では

「競技の強度が高い」

「参加回数が多い」

選手の方が寿命は短いという報告もあります。

(それでも一般の人よりは長生きではあるようです)

その理由としては参加回数が多いということはそれだけ長期に渡って身体を酷使してきたからではないかと言われています。

サルコペニア、フレイルのリスクは低いが身体機能は劣っている

そんな長生きな元オリンピックアスリート達ですが

長生きな反面で、実は健康的に長生きかどうかは絶対とは言えないようです。

前述のアメリカの研究では確かに心疾患や癌、呼吸器疾患など様々な疾患による死因は少ないと報告されていますし

近年、話題になっている「サルコペニア」「フレイル」といった虚弱状態のリスクも低く

高齢になってからの筋肉量は筋力は高い数値を記録しているようですが

なんと驚くべきことに

歩行速度や片脚立ちといった動的な能力では

一般人の方が元オリンピックアスリートよりも高い数値を記録していると報告されています。

つまり、元オリンピックアスリートは

筋肉量も多くサルコペニアやフレイルにはなりにくいものの

実際的な身体機能という点では

劣っており、転倒といった外傷のリスクは高いと言えます。

またこの傾向はラグビーや格闘技などコンタクトの激しい競技経験者ほど顕著にみられます。

この原因としては筋肉量などは維持されていても

現役時の酷使によって痛みを抱えていたり、怪我によって関節や靱帯など様々な組織の損傷を経験したことによって

運動機能が障害されていることが考えられます。

若いうちの怪我を防止することが最も重要

いかがでしたか?

近年はフレイルやサルコペニアといった筋肉量を中心とした虚弱状態が問題視されていますが、元アスリートのように筋肉量は維持されていても身体機能が低下しているといったケースも存在します。

フレイルやサルコペニアもあくまで参考でしかないというのはみなさんも理解していると思いますが

高齢になってからの筋肉量以上に

若いうちの怪我を防止することがいかに重要かということがよくわかる結果でしたね。

 

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