あなたはスポーツは掛け持ちはしていましたか?
それとも1つの競技に集中していましたか?
もしかしたら小学生のうちは
水泳やサッカー、野球、体操など
複数のスポーツをやっていたかもしれませんが
中学生あたりから部活動で入部した競技だけになることが多いのではないでしょうか?
しかし、海外では
「マルチスポーツ」
「クロストレーニング」
と言って
複数のスポーツを掛け持ちすることが一般的だということは知っていますか?
例えばメジャーリーガーのムーキー・ベッツ選手は高校生の時に野球部とボウリング部に所属しており、ボウリングでもワールドシリーズに出場しています。
すでに引退していますが、NBAのスター選手であったアレン・アイバーソン選手もバスケとアメフトの両方でバージニア州の大会でチャンピオンになり、さらにMVPにも選ばれています。
バスケットの神様であるマイケル・ジョーダンもバスケを一度引退してから、メジャーリーグにも挑戦しましたね。
最近では陸上のウサイン・ボルト選手もサッカー選手としてもかなりのレベルであったことが有名ですよね。
このように海外では複数のスポーツをする選手がほとんどです。
もちろん、日本のようにずっと同じ競技をやり続ける風習が悪いというわけではありません。
実際にマルチスポーツが当たり前のアメリカでも
メジャーリーガーの1/4がカルフォルニア州出身で
その理由が年中温暖な気候のカルフォリニア州では1年中野球ができるため、マルチスポーツではなく野球だけをやり続けることができるからのようです。
ですので、どちらが良い悪いではありませんが
今回は日本では馴染みのないマルチスポーツのメリットについてお話しします。
メリット①様々な動きを身につけることができる
各競技にはそれぞれ重要な動きは違ってきます。
そのため、メインで行っている競技ではあまり使わない動きを他の競技をする中で身につけることができますし
結果的にはそれがメインの競技のためになったりするわけで
マルチスポーツはパフォーマンスアップに繋がります。
実際にアメリカNBAで2008年から2015年の間にプレーしていた選手たちの高校時代のスポーツ経験とNBAでの出場試合率、深刻な怪我の既往歴、キャリアの長さを調査したところ
バスケットボール以外のスポーツをしていた選手の方がどの項目でも優れた数字を示していたようです。
メリット②燃え尽き症候群を防ぐことができる
マルチスポーツをすることで良い気分転換になり、燃え尽き症候群を防ぐことができるということが報告されています。
英語が読める方はこちらの文献をお読みください。
メリット③他の競技の可能性を見つけることができる
好きな競技と向いている競技が一致しないということはよくあります。
野球が好きだけど、実は向いているのはバスケットだったとかです。
そういうケースがあるにも関わらず
1つの競技しかやっていないと、他の競技の可能性が見つからないんです。
私の高校の同級生でも、高校時代は野球部のキャプテンではありましたが、決して有名な選手ではありませんでした。
しかし、大学でアメフトに転校した途端にアメフト雑誌などでも紹介されるくらいの選手になって
今では某テレビ局のアナウンサーとしてスポーツ番組を担当したりしています。
この同級生の例は結果的に職業はアナウンサーになりましたが
海外では「いくつかのスポーツをやって、その中で1番稼げる競技のプロになれば良い。」というような考え方も一般的です。
冒頭にも述べたようにマルチスポーツの方が絶対に良いというわけではありませんが
メリットもたくさんありますので
お子様が小さいうちは色々な競技に興味を持たせて、やらせてみると良いかもしれませんね。
全競技に共通する身体の使い方を学ぶなら
さて、メリットの1つ目に
マルチスポーツをすることで様々な動きを身につけることができる
ということを挙げさせていただきましたが
エポックスポーツ事業部では
全競技に共通した、人間として効率的で正しい動き
というものを指導させていただいております。
そのおかげで私自身は野球と自転車しかしておりませんでしたが
そこで行ってきた身体の使い方のトレーニング理論が
サッカーやレスリング、フェンシング、スキーハーフパイプ
といった多種多様なスポーツの指導ができた理由だと考えております。
マルチスポーツをしていて、どちらもしっかり上達したい
複数競技はできないけど、身体をしっかり使えるようになりたい
というのであれば、ぜひエポックスポーツ事業部にご相談ください。