「もっとシュートを決めたい」
「ドリブルで相手を抜けるようになりたい」
「試合で自分のプレーを出したい」
サッカーをしていれば、誰もが一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
そのために、シュート練習やドリブル練習を繰り返す。
でも、練習ではできるのに、なぜか試合になるとうまくいかない。
そんなときに考えてほしいのが、「トレーニングを因数分解する」という考え方です。
料理では、完成した料理を「おいしい」で終わらせず、塩味、旨味、香り、食感などに分けて考えます。
サッカーも同じです。
プレーを一つの結果として見るのではなく、そのプレーを作っている要素まで分解して考えることが、上達への近道になるのです。
その理由について今日はお話します。
トレーニングを因数分解して考えるという意味とは?
例えば、「シュートが入らない」という課題があったとします。
そこで、ひたすらシュートを100本打つのも一つの方法です。
しかし、本当に必要なのは「シュートを打つ練習」でしょうか?
試合中のシュートを分解すると、
- 相手を認識する
- スペースを見つける
- ボールを受ける
- ファーストタッチをする
- シュートコースを判断する
- 身体を準備する
- そして蹴る
という
さまざまな要素が組み合わさっています。
もしシュートが入らない原因が「キック技術」ではなく、
「ファーストタッチでボールが足元から離れすぎること」や
「シュートを打つ前の判断」にあるなら、いくらシュートだけを繰り返しても改善しにくいでしょう。
だからこそ、まずは「何ができていないのか?」を分解する。
そして必要な部分を練習し、最後には試合に近い状況で組み合わせる。
「分解して考える」→「必要な部分を鍛える」→「プレーとして再構築する」。
この視点を持つだけで、普段のトレーニングの意味が大きく変わってきます。
「なぜ、この練習をするのか?」
そう考える習慣こそが、ただ練習量を増やすだけではない、
考えて上手くなるための第一歩なのです。