コラム

成長曲線から考える育成年代アスリートのスランプ

 

先日、訪問リハビリの訪問先で

テレビがついたままになっていて

その時に流れていた番組は

小さい子供から20歳前後のアスリートで

将来のスター選手候補を紹介していく番組でした。

 

今回、特集されていたアスリートの子は

11歳にもかかわらずスノーボードで日本トップクラスの大会にも出ているということでした。

 

こうして、若い世代が台頭するのは業界にとっては

本当に希望以外の何者でもないので

こういった選手を見ると、心の底から頑張って欲しいなと思うのですが

一方で

高い確率で

成長期

というデカい壁にぶち当たるでしょうから

その時に本人もそうですし

周りのファンたちも見捨てないで欲しいなとも思うわけです。

 

今回はそんな早熟選手のお話です。

ゴールデンエイジは身体の使い方が伸びやすい

育成年代には大きく分けて

小学生年代

中学生年代

高校生年代

大学・社会人年代

があります。

 

小学生年代は

ゴールデンエイジとも呼ばれていて

神経系の発達が最もよく伸びる年代で

いわゆる「身体の使い方」が伸びます。

 

 

中学生年代は

持久力が伸びる年代で

小学生年代で身につけた「身体の使い方」を長時間維持する能力が伸びる年代です。

 

高校生年代は

力強さを身につける年代です。

正しい動きの力強さを伸ばしていく年代です。

 

それ以降の大学生・社会人年代は

競技の技術力を高めていく年代

とされています。

 

成長期では身体の成長に神経が追いつかない

 

さて、これらを踏まえた上で

小学生年代では卓越した身体の使い方を駆使して

信じられないパフォーマンスを発揮する

育成年代のアスリートはそれほど珍しくはありません。

 

それこそスノーボードのようなX系スポーツでは

姿勢制御の巧みさが物を言うスポーツですので

他の競技では考えられないくらいに

若い年代が活躍することも珍しくないですよね。

 

ただし、こういった極端の早熟選手の落とし穴が

成長期

なんです。

 

詳しくない人は

「これから成長期を迎えるわけだから、もっとすごいことになる!!」

なんて言いますが

 

逆です。

 

身体が急激に大きくなることに

神経系が追いつかずに

一時的にパフォーマンスが

落ち込み、スランプになる時期でもあるんです。

 

ですので、中学生年代になったら

パフォーマンスが落ちたとしても

「そういうもの。」

として、焦らずにしっかりと練習をして欲しいものです。

 

 

成長曲線を踏まえた指導なら エポックスポーツ事業部

 

いかがでしたか?

 

育成年代に注目を集めてもプロで活躍できない選手もいれば

それほど注目されていなかったのに、プロで急成長を遂げて大活躍する選手もいます。

それが低年齢であればあるほど、成長曲線によるパフォーマンスの変化は

指導するに当たって非常に重要になります。

 

成長曲線を踏まえて

今は何を伸ばす時期なのか?

伸ばしたくても伸ばせない能力である。

 

その判断に悩むのであれば

エポックスポーツ事業部にお任せください。

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