コラム

チートデイで逆に太る?人は欲望には逆らえない

ここ数年、特に新型コロナウィルスが流行してから運動不足が問題になった反面、

場合によっては運動不足を実感したことによって

逆に筋トレに目覚めてなんて人も少なくありません。

そんな筋トレ愛好家の人がよく口にする

こんな言葉聞いたことありませんか?

「チートデイ」

これはボディメイクのために普段節制している人が

定期的に食事制限を緩めてる日なのですが

このチートデイのせいで

・うまく減量ができない

・逆に太ってしまった

なんて人も少なくありません。

一体、それはなぜなのでしょうか?

生物にとって減量は不自然なこと?

減量を始めると最初は順調に体重が減っていきますが

やがて停滞期といって

中々体重が減らない時期が訪れます。

これは人の生存に対する本能で

基本的に体重が減るというのは不自然なことです。

人では食の保証がある程度されているので

食べ過ぎで太るということがありますが

自然界では太りすぎる動物なんていうものは原則存在しません。

むしろ、少し肥えているのは強さの証拠。

基本的に動物は飢えているものです。

そんな中で体重が減るのだから

脳はその状態を危険な状態と判断して代謝を低下させて

それ以上痩せないようにしてしまうんですね。

チートデイはそんな代謝の低下を防ぐというのが目的の1つです。

実際にチートデイには代謝が増えるようですが

その量は1日の消費エネルギーの10%程度と言われているため

痩せるほどの効果は期待できません。

食欲を抑えるホルモン「レプチン」

しかし、チートデイには食欲を抑制する効果があるとも言われています。

その秘密がレプチン。

これは食欲を抑制するホルモン。

実際にチートデイを導入することでレプチンの分泌量が28%もアップしたなんていう報告もあります。

しかし、これもあくまで可能性の話、実際に食欲が抑えらるかはなんとも言えないらしいです。

結局は単なる食べ過ぎになるチートデイ

そして、チートデイ失敗の最大の原因が···

食べ過ぎ。

え?

チートデイは好きなだけ食べて良い日じゃないの?

と思いましたか?

そんなわけないでしょう。

結局、体重というのは摂取カロリーよりも消費カロリーが上回れば痩せるし、逆であれば太る。

これが原則であり絶対的な事実です。

例えば男性の1日の必要な摂取カロリーは2300kcalと言われています。

で、減量のために1日の摂取カロリーを1800kcalにする。

1日500kcalの差があってそれを週に6日間続ける。

そうすると3000kcalはとりあえず食べても太らない計算になりますね。

これだけの余裕があれば1回の食事で3000kcalを食べるなんていうのは中々難しいので

体重が増えるなんていうことはないとは思いますが

1日の消費カロリーがそれほど高くなかったり

「チートデイ」だからといって1日中好きなものを食べる日として設定してしまったら

1回では難しくても1日3回の食事であれば

もしかしたら3000kcalを超えてしまうなんて可能性もありますし

場合によっては「今日は大丈夫」なんていって

週に1回以上の「チートデイ」を設定してしまうなんてこともあるでしょう。

そうすることで結果的に単なる暴飲暴食を招いて太ってしまったなんてことがあるんですね。

食事制限を緩めて、毎日コツコツ

人はご褒美の欲望には中々勝つことができません。

もしも、チートデイを設定して太ってしまったというのであれば

毎日の食事制限を少し緩めて、毎日のストレスを減らしてあげたほうが良いかもしれませんね。

 

 

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