身体の使い方を教えてほしいという学生が多くみられます。
こうした視点はとても大切だと思います。
自分自身のパフォーマンスを上げるために
積極的に何かを吸収しようとする姿勢はとても好ましいと感じます。
しかし、実際、何に困っているのかがわからないという学生さんが多い印象を受けています。
例えば
- シュート力を上げたい
- 短距離を1秒でも縮めて走りたい
- ジャンプ力を鍛えたい
- 当たり負けしない身体を作りたい
といったサッカー現場において、自分のポジションを細分化した時に
自分の弱点をきちんと理解しているかどうかがとても重要になります。
自分の弱点や問題点を細分化する思考の作り方とは?
ここで少し数学のお話をしてみたいと思います。
サッカーの話をしているのに数学?と思うと思います。しかし少しだけお付き合いください。
この考え方は元プロサッカー選手、スポーツジャーナリストの中西哲生さんも提唱されています。
あなたは学校で学ぶ数学をいつ使うの?という疑問を持ったことはありませんか?
私自身とてもそうした疑問を抱えながら学生生活を過ごした経験があります。
しかし、ここで数学の知識が使えるのです。
それは因数分解です。
因数分解は簡単に言うと、【式を巻き戻して掛け算の形にすること】です。
ab-2b=b(a-2)
といった式があるように、何かと何かをかけ合わせた結果の物をかける前の式に戻すことと考えられます。
サッカーでは、例えばシュート力を上げたいとしましょう。
シュート力を因数分解すると、股関節屈曲筋の筋収縮力×加速度の式に分けられるとしましょう。
すると何を鍛えていけばいいかがわかるのではないでしょうか?
股関節屈曲筋の筋肉を鍛えるのか、瞬発的な加速力を鍛えるのか。何を鍛えるべきかがわからなければさらに因数分解してみてはどうでしょう?
このように「身体を鍛えなければいけない」と漠然と指示されていても、
生徒さんは意外とわかっていないことが多いんだなと感じています。
だからこそ私は「自分の何が弱点なのか長所なのか考えてみて」という話を常々話をしています。
自分の弱点がわかればそれを因数分解して克服することもできますし、
長所がわかればより活躍する機会を増やせるかもしれません。
こうした考え方も一つ一つ学生たちに伝えていきたいなと思います。