コラム

小柄でもホームラン量産。バレルゾーン達成に必要な筋肉量とは

野球において最も効率的に得点を重ねていくのはやはり・・・

ホームラン

ですよね。

一発狙いではなく、通常のヒットや送りバントなど小技を使って得点を重ねていくという戦略もありますし、日本ではどちらかというとこちらの考え方をする人の方が多いと思います。

しかし、どれだけ確率を上げたとしても打率は3割台、一発狙いの打者でも2割台後半の打率であることがほとんどですし、

統計上はホームラン狙いの方がホームランにならなくても長打になりやすいため得点期待値は高く、さらにいうのであればホームランを打つために打球角度を上げたりスイングスピードを上げたりした方が結果的にはヒットになる確率が高まります。

 

「いやぁ、でも身体が小さい選手はホームランなんて打てないんだから、やっぱり小技を使うしかないよ。」

と思いますか?

 

そんなことはありません。

ホームランを量産するためにハードルは思っているほど高くはありません。

 

長打を生む打球角度バレルゾーン

今年のメジャーリーグでは大谷翔平選手が前半戦をホームラン33本でナ・リーグとア・リーグの両リーグ通じてホームラン王を独走中です。

そんな大谷選手のバッティングで大きく変わったものが「打球角度」です。

前年までは大谷選手の打球角度はメジャー平均を大きく下回りリーグワーストクラス・・・つまり、ゴロばかり打っていたわけです。

それが今年は打球角度が上がり、「バレル率」がリーグトップという結果になっています。

ここで「バレル率」という聞き慣れない言葉が出てきたと思いますが、これは「バレルゾーン」に打球が入った確率のことで、バレルゾーンとは簡単にいうと長打になりやすい打球角度ということです。

このバレルゾーンに入った打球は打率が5割、長打率1.500以上となります。

(2021年メジャーリーグ全体ではバレルゾーンの打球は打率7割6分、長打率は2.544という数字になっています。)

このバレルゾーンはおよそ26〜30度となっていますが、長打にするためには最低でも158km/hという打球速度が必要となっています。

打球速度が速ければ速いほどバレルゾーンの範囲は広くなり、打球速度187km/hではバレルゾーンは8〜50度となります。

ちなみに大谷選手の今年の平均打球速度は162.9km/hでメジャー最速、最高打球速度もメジャーでも5人しか記録していない191.5km/hを叩き出しています。

大谷選手を例に出してしまうと「やっぱり大谷みたいなでかい体が必要なんじゃないか」と言われてしまいそうですが、前述のようにそのようなことはありません。

では、一体どれくらいの体格が必要なのでしょうか?

 

ホームラン量産に必要な体重は◯◯kg

打球速度を速くするためにはスイング速度を速める必要があるのですが、スイング速度は除脂肪体重と相関があることがわかっています。

そのため、必要な打球速度やスイング速度がわかれば、そこから必要な除脂肪体重は導き出すことができるわけです。

前述にようにバレルを達成するためには必要な最低打球速度は158km/hでした。

そこから逆算していくと、スイング速度は128km/hとなり、必要な除脂肪体重は・・・

65kg

ということになります。

そこに体脂肪を乗せていくわけですが、体脂肪率を15%に設定すると体重は約75kgとなります。

これならば決して難しい数字ではないはずです。

実際にメジャーリーガーでもホセ・アルトゥーぺという選手がいるのですが、この選手の身長は168cm、体重は75kg。

まさにバレルを達成するための最低ラインのサイズの選手です。

メジャーリーグではもちろん最小の選手ですし、日本のプロ野球でもかなり小柄な部類に入るはずですが、それでも彼は30本近くのホームランを打った年が3回もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?

ホームランというと身体の大きい選手でないと打てないイメージがあると思いますが、必要最低限の除脂肪体重・・・筋肉量は決して特別な量ではありませんでした。

体脂肪率が10〜15%の選手は体重が70〜75kgであればホームランを量産することはできます。

除脂肪体重が足りないという方はしっかりとウェイトトレーニングなどで筋肥大を狙うことは必須になります。

そして、除脂肪体重が増えてスイングスピードが上がれば長打になりやすいバレルゾーンは広がりますから、すでに目安となる除脂肪体重を達成していたとしてもウェイトトレーニングでさらなる筋肥大を狙うべきです。

そして、あとはバレルゾーンに打球を入れるための技術になってくるわけですが、その辺のお話はまた別の機会にしましょう。

 

 

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