コラム

なぜ女性アスリートは前十字靭帯を損傷するのか?スクワットで損傷リスクを減らそう

なでしこジャパン

フェアリージャパン

マドンナジャパン

おりひめジャパン

これらの愛称はすべてスポーツの女子日本代表の愛称です。

こう言ってはなんですが、女性のスポーツというものはどうしても男性と比べてパワーとスピード・・・つまりダイナミックさに欠けるため、それほど人気があったとは言えなかったと思います。

新体操やシンクロナイズドスイミングなど女性のしなやかさや華やかさを表現するような競技ならまだしも、サッカーや野球などはひと昔前までは女性がやる競技ではないとされていたと思います。

それが少しずつ男女平等が浸透してきたところで女子サッカーの日本代表・・・通称「なでしこジャパン」が女子ワールドカップで優勝したことを景気に一気に女子スポーツへの注目は高くなりましたね。

そして、サッカーや野球、ラグビーなど激しいスポーツを中心に女性のスポーツ人口はどんどんと増えています。

しかし、スポーツのように身体に負担のかかるものを行う人が増えたということは自然と怪我をする人が増えることも意味しますね。

そして、女性のアスリートの中で増えている怪我の代表が・・・

膝の前十字靭帯損傷(ACL損傷)です。

このACL損傷は世界的に見ても、女性は男性の5倍も発生頻度が高いというのです。

では、なぜ女性はこんなにもACLを損傷してしまうのでしょうか?

女性のACL損傷は男性の5

ACLは大腿骨の後方から脛骨の前方についていて、脛骨が前方にズレたり、回旋したりすることを防いでいる靱帯です。

膝のスポーツ外傷の中で約20%をして、発生頻度としては最も多いスポーツ外傷の1つです。

損傷のタイプは大きく分けて「接触型」と「非接触型」の2つがあります。

接触型はラグビーやサッカー、柔道などのコンタクトスポーツで多く、外側からのタックルなどで膝の外板とそれに伴う下腿の外旋を強制されて断裂することが多くなります。

それに対して、非接触型はバスケットやバレーなどで多く、ジャンプの着地や方向転換の際に損傷することが多くなります。

そして、前述のように女性が男性の5倍もACLを損傷してしまうのは非接触型が多いのではないかと思います。

その理由は骨盤を中心とした骨格の男女差にあります。

女性は男性よりも骨盤が前傾しやすい

男性と女性では女性は出産がある関係で骨盤が男性と比べて横に広く、浅い形になっていますが、ここではそれは置いておいて

骨盤の前・後傾に男女差があります。

女性は男性よりも骨盤が前傾になりやすい傾向にあります。

そして、骨盤が前傾すると運動連鎖によって股関節は内旋するように連鎖していきます。

そのせいで女性の場合、ジャンプや方向転換の時に膝が内側に入りやすくなります。

この時に足部は地面と固定されているため足部の向きは変えることが難しくなります。

その状態で膝だけが内側に入ってくるため、ACLにストレスがかかる膝の外板と下腿の外旋のアライメントになり、損傷のリスクが高くなるというわけですね

正しいスクワットでACL損傷を防ぐ

ACL損傷は膝が内に入ることが最大の要因ですから、予防するためには膝が内に入らないようにジャンプや方向転換ができるようになればいいわけです。

そのためにスクワット系のメニューを正しく行いましょう。

膝が内側に入らないように、膝とつま先(第2趾)が同じ向きになるように注意しながらスクワットをしてきます。

通常のスクワットができるようになったら、ワイドスタンススクワット、ランジ、シングルスクワットの順に負荷を増やしていけばいいでしょう。

最終的にジャンプをして片脚着地でも膝の向きをコントロールできるようになれば文句なしでしょう。

もしも、あなたが膝が内側に向いてしまう傾向にあるならば、スクワット系トレーニングでしっかりと膝のコントロールを向上させてACL損傷を予防しましょう。

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